先月に引き続き『五味』の働きについてご紹介します。
今月は、残りの3味(苦味、辛味、鹹味)の働きのお話です。

【3】
苦味は、余分なものを排出させる、体を乾燥させる体内の熱を冷ます、除湿、などの
効果があると言われます。
主な食材は、ゴーヤ、銀杏、セロリ、せり、ウーロン茶、お茶などで、
苦味と関係が深い臓器は心臓です。
体内の体温が上昇すると、心拍数が上がり心臓に負担がかかります。
季節でいうと夏ですね。夏は外気温が上昇し、冬場に比べ心拍数が上がり
心臓に負担がかかっています。
このような状態の体内の熱を冷ますのには、苦味による効果が期待できます。
常夏の沖縄でゴーヤをよく召し上がるのも理にかなったことなのでしょう。

【4】
辛味は、発汗、発散、活血などの作用があると言われ、
辛味と関係が深い臓器は肺です。
血行促進、体内の熱を発散させ、気血のめぐりを改善する効果が期待できます。
体質的には冷え性体質の方が摂ると良いですね。
寒気を伴う風邪をひいた時にも効果がありますよ。
ただし高血圧症、暑がり体質の方は控えた方が良いでしょう。
主な食材は、唐辛子、あさつき、からし菜、香菜、紫蘇、生姜、ニラなどです。

【5】
鹹味(かんみ)は、塩からいものという意味で、薬膳ではしこりやかたまりを柔らかくするとされ
鹹味と関係が深い臓器は腎です。
鹹味には、宿便なども柔らかくし排便させる効果があると言われています。
主な食材は、海水を含む海のもの、わかめ、こんぶ、塩、もずく、クラゲなどです。

2019.11_薬膳

 

 

 

 

 

 

 

このように、味によっても働きに特徴があります。
季節や体の体調に合わせて、五味の働きを理解することで
日々の食生活にすぐ生かすことができます。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、コミュニケア24の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

 

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