9月は夏の疲れが出て、乾燥が始まる季節
9月は朝晩と昼間の温度差が大きくなって過ごしやすくなる反面、外気の乾燥とともに、全身の乾燥が始まる季節です。
夏の疲れを取って潤いを与えてくれる食材として、山芋と枇杷茶をご紹介させて頂きます。
山芋
漢方で「山薬」と言い、滋養強壮、虚弱体質改善、免疫力強化、疲労回復等に用いられます。
縄文後期から食用にされ、消化がよくまた、消化を助ける働きもあり、一年を通して食したい食品です。
枇杷茶
光明皇后が創設した施薬院と言う治療院で、びわ葉治療が行われていたと言う程、古くから万能薬として様々な治療に用いていたようです。
代表的な効能としては、疲労回復、食欲増進、暑気あたり、夏バテ解消、咳止め、あせも予防などで、飲むだけではなくガーゼに入れて枇杷風呂なども良いです。
今回ご紹介いたしました、山芋と枇杷の葉は、9月の薬膳御膳の小鉢の1つ「蜜汁山薬(長いもの枇杷茶煮)」としてご提供する予定です。
今月は「夏の疲れと乾燥対策」をテーマに、その他薬膳食材をふんだんに使っておりますので、ぜひお楽しみに
※メニューは食材の仕入れの関係で変更となる場合もございます。
国際中医薬膳師 桑原祐美
コミュニケア24の薬膳監修を始め、薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳師」の資格を活かし、薬膳料理教室「花凛」を始め、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。
教室は口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理だけでなく薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。