気温も下がり、外気の乾燥と共に私達の体も乾燥が始まります。
特に肺の乾燥は風邪の原因になります。
今回ご紹介するのは蓮根です。
冬の風邪で肺に熱が発生し、咳が出て、黄色い痰が出るような時は蓮根をすりおろし、おろし汁に蜂蜜を足してお湯で割って飲むと、咳止めの効果があります。
蓮根は生と加熱した場合とで効能が異なり加熱すると、胃腸を整え、下痢止めの働きがあります。
また、蓮根の粘り気には粘膜を保護し、修復する働きがあります。
余談ですが、お正月のお節に蓮根が使われるのは、中心部にあいた穴が、「先を見通せる!」ということから縁起が良いとされているからです。
国際中医薬膳師 桑原祐美
コミュニケア24の薬膳監修を始め、薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳師」の資格を活かし、薬膳料理教室「花凛」を始め、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。
教室は口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理だけでなく薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。