食品や生薬の性質の一つとして『五味(ごみ)』があります。
字のごとく、五つの味の性質でその内訳は、酸味、甘味、苦味、辛味、鹹味(塩辛い)を指します。

今回は「五味」の中から、酸味と甘味についてご紹介いたします。
「五味」には、それぞれに特徴、効能があり、五臓との関連もあります。

【1】
酸味は、筋肉を引き締め、汗や尿の出すぎを抑える作用があると言われます。
主な食材は、レモン、オレンジ、みかん、梅、ゆず、トマトなどで
柑橘類の香りの良いものが多く、香りにはリラックスから気の流れを良くする作用と
増進させる働きがあります。
春は肝臓と関係が深く、肝臓は気のめぐりを司る他
ストレスと関係が深く、気の巡りはストレスによって滞ったりします。
酸っぱいものが欲しくなった時は、意外にもストレスがたまっているのかもしれませんよ。
酸味のあるものを摂り入れ気分転換もいいですね。
また、スポーツ時に、汗の出すぎを止める目的にレモン水がオススメです。
そして、お酒を沢山いただいた翌日、酸っぱいものが欲しいと感じた時
肝臓が欲しがっているサインです。

【2】
甘味は、滋養強壮、気血を補い緊張を緩和させる働きに痛み止め効果があるとされる。
主な食材は、穀類、イモ類、豆類、蜂蜜、人参など甘味と関係が深い臓器は脾臓です。
脾臓は、生命力の原動力である元気の”気”を生み出す臓器
脾臓が疲れると”気”を生み出せないので、気力不足になり、疲労感が出ます。
疲れると甘いものが欲しくなる経験を皆様もされると思います。
病後の回復時にも甘味を使います。
脾臓は水分代謝を司る働きもあり豆類にはむくみ防止の働きもあります。

2019.10_薬膳_酸味と甘味
次回PART 2は、苦味、辛味、鹹味についてご紹介いたします。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、コミュニケア24の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

 

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