前回は、臓象学説の話で、五臓六腑と五行の関係触れました。
今回から、五臓の働きについて中医学的な考えを深めていきましょう。

中医学では五臓を、心(しん)・肝・脾・肺・腎という5つのグループに分けて考えます。
前回のコラムで触れた、五行学説で「心」は炎のように熱を持つ『火』に属します。
「心」の生理機能について簡単に触れてまいりたいと思います。

心は「君主の官は、五臓の首」といい
五臓の中で最高位をしめ、心臓の拍動により血を全身に循環し滋養します。

そして「心」は、精神の働きを統括し、精神、意識、思考能力を司るとされるともいいます。
中医学的には、拍動は心気が行っていると考え
心気が充実していれば、拍動、脈拍は正常に保たれます。

心気が充実していれば、精神は穏やかで情緒も安定しますが、
心気のバランスを崩すと、動悸、不眠、不安や夢を多く見る、健忘、多汗など
悪化すると意識の混迷などが起こります。

「心」の変化は『舌』に現れ、異常があると
例えば、心の陽気が不足すると白くブヨブヨになったり
心の熱が炎上すると舌が紅くなり
心の血が滞ると紫色になったりします。
味覚障害や舌の先がヒリヒリする、舌に潰瘍ができる
巻き舌になる、こわばるなどの症状も心の状態を現すものです。

また、顔色から体調を察することが出来るように、
心は五行で『火』に属し、火は『赤(色)』を示します。
心の血が充実していると、顔色よくツヤもあり
不足すると青くなり生気がなくなります。
逆に顔色が赤いと高血圧を疑います。

 

Anatomy of Human Heart

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来月は『肺』の整理機能について簡単に触れてまいりたいと思います。

 

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、コミュニケア24の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。
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