五臓の働き 第5回目 腎臓

引き続き、五臓の働きについて中医学的な考えをお話しています。
五臓の働き 第5回目となる今回は「腎(じん)」の生理機能についてお話してまいります。
五行学説で『腎臓』は水に属します。
(五行学説についてはバックナンバーをお読みください)
西洋医学で腎臓の主な働きは、血液をろ過し尿を作り出す臓器ですが
中医学では、成長、発育、生殖に関する働きを担うと考えられ
生命力の源の臓器と言われています。
具体的には生殖機能、排卵、骨、歯の発育、耳、尿道、肛門の機能維持などに関係しています。

腎に蓄えられた『気』を腎精または先天の精気といい
この精気が減り機能が衰えると、更年期、精力不足、骨粗鬆症、排尿トラブル
脱毛、白髪、健忘、聴力低下と言った、いわゆる老化現象が現れてきます。

同じ年齢で、老化に個人差が見られるのは、腎精によるものと考えます。
腎精が一番ピークは20代、そこから徐々に減ります。
この減少を止めることはできませんが、
更年期から老後を穏やかにそして元気に過ごすために養生を心がけていきましょう。

そのための食生活では、木の実類、枸杞の実、クルミ、山芋、ニラ、海老、黒豆、黒ゴマなどを
上手に採り入れると良いです。

【腎精の変化】
女性
7歳  腎精盛んで歯が生え変わり、髪が伸びる
14歳 性ホルモンが出て、月経が始まる
21歳 腎精最も元気、親知らずが生え揃う
28歳 筋肉、骨が丈夫で、髪も一番多い時期
35歳 衰えが始まる
42歳 上半身の衰えが顔に出る、疲れも出だし、髪の白髪も出始める
49歳 性ホルモンが止めり、閉経、体型も崩れ始める

男性
8歳  腎精充実
16歳 腎精盛ん、性ホルモンが出る
24歳 筋肉、骨が丈夫になり、力強くなる、親知らずも生え揃う
32歳 筋骨充実、脂肪が付く
40歳 腎精衰えが始まる、髪が抜け始め、歯が悪くなる
48歳 上半身から衰えが始まり、顔に疲れが出、抜け毛、白髪が出だす
56歳 肝気が衰え、筋肉が思い通りに動かない、性ホルモンの減少
64歳 髪も歯も抜け始める

 

 

 

 

 

 

 

 

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国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、コミュニケア24の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。
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